さけくず。
『ほろよい』何本で『ガチよい』できる?
2020.05.21今酒ハクノ

『ほろよい』何本で『ガチよい』できる?

どうも、今酒ハクノ(いまさかはくの)です。
普段は酒クズ系Vtuberをやらせていただいております。

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この文章をご覧の皆さんは、きっと普段から元気に9%のストロング系をバチキメていらっしゃるのではないかと思います。

ところが、私は今愛好する9%をグイグイ行けない状態にあります。
というのも、飲み過ぎちゃってちょっと胃が疲れてるんですよね。
大人しいお酒なら飲めるんですが、度数や炭酸が強いとちょっと……。

そんな私が本日扱いたいのは、皆さんからすると「え?」と言いたくなるような商品かもしれません。
それがこちら。

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『ほろよい ハピクルサワー』!

売れすぎて販売休止していた『ほろよい ハピクルサワー』

『ほろよい』 といえば、ストロング界のアンセム こと 『ストロングゼロ』 を生み出したサントリーさんの、これまた定番と言えるお酒でしょう。
度数3%に微炭酸、そしてお酒でありながらもどこか子どもの頃を思い出す「あの味」を追求した、優しいフレーバーをウリにしておられます。

特にこの 『ハピクルサワー』 味は、ほろよい界の大ヒット商品。
2019年10月に発売されたこの味は、ヤクルトやらピックルやらを連想させる乳酸菌飲料の味です。

ところがこれが、あまりにも売れすぎて生産が追い付かない
このままでは主力商品の生産すら圧迫されかねないという緊急事態が発生してしまったんですね。
やむなくサントリーさんは11月で一旦ハピクルサワーの生産を中止したのでした。
すごいですね、売れすぎて生産ストップなんて景気が良すぎる……!

そんなエピソードがありつつも、2020年2月末、ようやくハピクルサワーは再販されたわけです。

3%なら永遠に飲める?

とはいえ、休肝日が行方不明の皆さんからすれば、3%というのは少々物足りない度数かも。
「ほろよいはジュースだよ!」 なんて言ってる人もいそうですよね。
「3%じゃ全然酔えないし、無限に飲めちゃうよ!」 と。

……本当でしょうか?

気になりませんか、幼子のような探求心を未だ胸に秘める酒飲みの皆さん。

9%のお酒なら、私も5、6本飲めば記憶が曖昧になります。
ですが、四捨五入すればほぼノンアルであるほろよいならば、意識を保ったままずっと飲んでいられるのでは?

というわけで、検証してみましょう。
人は、ほろよいを何本飲むとガチ酔いしてしまうのか……!

検証! ほろよい何本飲める?

さぁ、早速用意しました。

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『ほろよい ハピクルサワー』20本です。
こう並べるとなかなかの量ですね。ちなみに段ボールひと箱注文していたので本当は24本あったのですが、ついつい飲みたくなって昨日と一昨日で4本飲んでしまいました。

検証スタート

さぁ、それでは早速最初の1本を飲んでいきましょう。

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うん! ホントにほぼ乳酸菌飲料の味ですね!

やっぱり3%というだけあってアルコール感は全然と言っていいほどありません。
いわゆる乳酸菌飲料をちょっとだけ薄くして、そこに炭酸を微妙~に足した味わい、と言えましょう。

これは確かに、アルコール飲料が苦手な方でも飲めそうですよね。
バカ売れしたのも分かるというものです。

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はい、早速1本ごちそうさまでした。
まだまだ全然飲めそうですね。それでは2本目に行きましょう。

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はい、これも変わらずイケますね。
お腹の中の乳酸菌飲料が350mlから700mlになったというだけの話です。

ただ流石にといいますか、体に酔いの回る兆候らしきものは見えますね。
「そういえばアルコール入ってるんだったな」と思い出す程度、と言えましょうか。
いずれにせよ、これでベロベロに酔うということはないですね。

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2本目もごちそうさまでした。

徐々に襲い来る違和感

さぁ、続いては3本目を開けていきましょう。

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うーむ……か、変わらない味です。
確かに乳酸菌飲料の味は好きなのですが、これはまずいですね。いや、美味しいんですけどまずいです。

こう一緒の味だと、いい加減変化が欲しくなってきてしまいました。
そう、毎日工場で流れてくるベルトコンベア相手に作業していると、変化が欲しくなるように……!

これは作戦ミスかもしれない。
もっと色んな味のほろよいを用意しておくべきだった。

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脳裏に後悔が浮かびつつも、3本目をいただきました。

では、4本目に挑みましょう。

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……すみません。
ここまで飲んできて、えらいことに気が付きました。

酔い具合的にはわりかし余裕があるのですが。
意外と知られていないことに……酒って、飲むと、胃に満ちるんですよ。
4本飲んだ、それすなわち1400ml a.k.a. 1.4L飲んだ ということになるんですよね。

物理的な問題が生じてきたんですよ。お腹ちゃぷちゃぷ問題 という。
ちょっとトイレ行ってきていいですか。吐くとかじゃないんですけど。

――はい、行ってきたんですけど、私の胃が若干苦悶の声を上げ始めました。
多分「病み上がりじゃあ!」って千鳥のノブさんみたいな顔で言ってるんだと思います。

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とはいえ、なんとか完飲。ごちそうさまでした。

姿を現す身体の異常

段々不安が出てきましたが、それでは5本目と向き合いましょう。

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……すみません、水の致死量ってどれくらいでしたっけ?

ググってみたところ、大体6Lらしいです。
単純な液体の量で言うと、私は死の道をそろそろ3分の1近く歩いてることになりますよね。
シンプルにこの道が合っているのか不安になってきました。

いや、私の胃がですね、体の中心で静かな冷たさを発し始めてるんですよ。
なんか漢方の世界とかで言いませんっけ? 内臓が冷えることで病気になるみたいな。その状態に近付いてるんじゃないかなという感覚があるんですよね。

その一方で、酔い自体はさほど回ってこない。
これくらい飲んだら、大体何か起こるじゃないですか、視界が回りだすとか、思考がおぼつかなくなるとか、文章書いてる場合じゃないとか。

無いんですよ、酔ってヘヴンに近づくあの感覚が。
ただただ、お腹いっぱいでキツい。ヘルの方が見えてきました。お腹はいっぱいなのにヘルです。いや何でもないです。

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何とか言いつつ完飲はできました。ごちそうさまでした。

では、6本目です。
これを飲み干せば、飲んだ量は累計2Lを超えたことになります。

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……すみません、ちょっと頭がおかしくなってきたんですが。

いや、違います、そういう意味ではないです。いや、そういう意味かもしれません。
とにかく、頭に若干違和感が出始めたんですよね。

さっき胃に感じた妙な冷たさが、脳の方にも行き始めた感があるというか。頭蓋骨のプールの中に新しい水が注がれ始めたみたいに、どうも頭の中がひんやりするんですよ。

更になんですが。
ちょっとメンタルの方が、嫌な感じの整い方をし始めたんですよね。

酔っ払うって、段階があるじゃないですか。
バッと熱くなって、気持ちよくなってきて、次第に思考がとろけてきて。
んで、ある程度上ったら、今度は逆に落ちると思うんですよ。
あ~飲み過ぎちゃったな~ってなって、動いたりが億劫になって、飲み会の隅っこでグダグダ普段話さないようなこと話してるみたいな。

それで今なんですが。
そういう過程を経ず、精神だけが飲み過ぎた時みたいにずんとダウナーになってきたんです。
ロクに酔えてもないのに気持ちだけ落ち始めて、頭は変な感じだしお腹はいっぱい。
これ、私何やってるんでしょうか。

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とりあえず、飲み干せました、2.1リットル。

そしてチャレンジはまさかの結末へ

もうちょいは行けそうです。
7本目にチャレンジしてみましょう。

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……何の話だよって思われるでしょうけど、皆さん、キャベツって好きですか?
それじゃあ、キャベツだけ永遠に食べ続けたことはありますか?
私はあります。

あれは大学時代。
食堂で『一日限定千切りキャベツ食べ放題』という謎のイベントが発生したことがあったんですよ。
お! お安くお腹をパンパンにできそうだな~! なんて思って、私は即飛びつきました。

それで気付いたんです。
これ、満腹感の前に心の限界が来るんだな、って。

無論ドレッシングなんかはあるんですよ。
でも、身体が拒み始めるんですよある時点から。結局キャベツやんけと。そいつはもうええてと。
お腹がパンパンになるよりも、心が虚無でいっぱいになる方が先だったんですね。

ただ白いだけのVR空間を永遠に歩くかのような「終わりにしてくれ」感。
結局私は、お腹いっぱいな感じもせず、腹にただ謎の繊維を詰め込んだまま、首を傾げつつ食堂を後にしました。

その時と一緒です。
全然気持ちよくもなれないのに、なぜか体が甘い液体漬けになり、ついでになんとなく気分もすぐれない。何してんだっけこれ?

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はい、飲みました。ごちそうさまでした。

もう少しだけなら入るかもしれません。
8本目、2.8Lにチャレンジしてみましょう。
水中毒を起こすのが6Lだそうなので、これで大体「死」の道を半分歩いたことになります。ほぼ手首切っとるのと変わらんのじゃないでしょうかこの行為。
では、いただきます。

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ごめんなさい。
もうやめようと体が言ってます。

単純な物量の問題でシンプルに気持ち悪くなってきました。
そしてなぜかどんどん気持ちが落ち込んできたんですよ。
本来酒とはドラッグで分類するとダウナー系なんだそうです。テンションが上がるのは脳がやられて理性がダウンするからだと。

ついでにもうひとつストップしたい理由なんですが、朝になってしまいました。
こんなチャレンジをしてる間に、日が昇り始めてしまったんですよ。
これほど「どうしてこんな夜を過ごしたんだろう」と思ったのは久々ですね。

ここに座っているのは、ただただ甘いものを3L近く飲んで体調を若干崩しているひとりのVtuberです。
なぜ、生きているのでしょうか。そんな哲学的なことを感じずにはいられない朝でした。

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結論。
ほろよいを大量に飲むと、がちよいする前に量に負ける。
まるで、太陽に辿り着く前に翼を失ったイカロスのように。

お酒はちょうどいい度数を、楽しくほどほどに

改めて確認できたのは、お酒の度数は高すぎても低過ぎてもダメだということです。

自分はどれくらい飲めるか、今日はどれくらい酔いたいか、予算はどのくらいか、どれくらいの量をキメたいか。
そういったことを自分と相談して、適切な度数のものをほどほどに飲むべきでしょう。
飲酒量や度数の大小で人間としての偉さが決まるわけでは全くありません。
自分の限界を知り、その枠の中で楽しく飲むことこそが重要なのかもしれませんね。

普通に飲むならば、ほろよいハピクルサワーは甘くて優しいほっとできるお味です。
ガッツリ度数のストロング系もいいですが、もっと優しく癒してほしい日は、この子と夜を過ごすのもいいんじゃないでしょうか。
無論、常識的な量を推奨します!

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今酒ハクノ

今酒ハクノ

酒クズ系Vtuber。アラサー。2018年5月デビュー。 コンビニで売っている酒レビューや変わった酒の飲み方チャレンジを中心に、YouTubeへ動画を公開している。 本当に好きな酒はビールだが、いちばんよく飲む酒はストロングゼロ。 ストゼロのことは「お世辞にも褒められた人間性ではないが、何故か嫌いになれない腐れ縁の友人」くらいに思っている。 生放送中に飲みすぎて記憶を飛ばした前科あり。

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